生命の樹
2011/08/30 07:00:00
罪と罰
生命の樹 (Tree of life) とは、エデンの園の中央に植えられた木を指します。生命の樹の実を食べると、神と同じ永遠の命を得るとされています。
神の教えに背いて、イブがアダムに食べさせたのは、リンゴの実(知恵の木の実)でした。二人がエデンの園を追放された理由は、神の教えに逆らったからだけではありません。もしその後、命の樹の実まで食べてしまうと、二人は、神の禁令を破った罪を背負ったまま永遠に生きなければならなくなります。
そうなる前に、神はアダムとイブをエデンの園から追放したのです。多くの解釈では、人は、神の罰を受けて(原罪を背負って)理想郷から追放されたと理解されていますが、むしろ、人が永遠の罪を背負うことがないように、その危険から遠ざけたと考えた方が賢明ではないでしょうか。
自分に似せて作った人を、神は愛し、大切にしているのです。
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