生命の樹
罪と罰
生命の樹 (Tree of life) とは、エデンの園の中央に植えられた木を指します。生命の樹の実を食べると、神と同じ永遠の命を得るとされています。
神の教えに背いて、イブがアダムに食べさせたのは、リンゴの実(知恵の木の実)でした。二人がエデンの園を追放された理由は、神の教えに逆らったからだけではありません。もしその後、命の樹の実まで食べてしまうと、二人は、神の禁令を破った罪を背負ったまま永遠に生きなければならなくなります。
そうなる前に、神はアダムとイブをエデンの園から追放したのです。多くの解釈では、人は、神の罰を受けて(原罪を背負って)理想郷から追放されたと理解されていますが、むしろ、人が永遠の罪を背負うことがないように、その危険から遠ざけたと考えた方が賢明ではないでしょうか。
自分に似せて作った人を、神は愛し、大切にしているのです。
ハイアーセルフとは
精神性の高さとは
武道の本質
日本武道の基本は、相手や周りに対する感謝です。
試合に勝ったときは、相手に感謝することを忘れません。自分や自分のチームだけで試合はできないのですから。
自分と同じようなレベルまで稽古を重ねた相手がいたからこそ、試合を行うことができたのです。自分の力を試させてもらった相手に感謝の気持ちを持つ事が精神性の高さと言えるでしょう。
日本武道では、敗者から見れば、見下されたような感じさえするガッツポーズは潔しよしとしないのです。
柔道は、オリンピック競技として国際化してから、すでに「武道」ではなく、スポーツとしてのJUDOになってしまいました。ですから、このような武道の本質が軽んぜられる傾向が観られるのは残念です。